当店は、そろそろ創業百年になる漬物屋です。
初代祖父は京都で開業。二代目である父の代からは大阪市内で独立後、堺市に移り、料亭・居酒屋・料理屋への卸し専門で運営してきました。
当店では品質の良い材料を使用し、ひとつひとつの工程に手間暇惜しまず手作業で作りますので、一度にたくさん作ることはできません。
量販店様との大口のお取引はお断りさせていただいております。おいしい漬物を作る方法はそれしかないと、私共は信じているからです。
製法へのこだわり
杉樽仕込みにこだわる理由は、ぬかのもつ自然な香りを損なわないため。また、通気を良くし、ぬか床に最良の環境を作るためです。
絶対にお客様の期待を裏切らないために、徹底的に味や素材・品質にこだわり続けています。
ぬか床へのこだわり
当店では、有機低農薬栽培によるコシヒカリ玄米の精米で採れるぬかを主に使用しています。
天然酵母をぬかに足して、北海道産の利尻昆布を樽の底に敷き、じっくりとうまみを出しています。
ぬか床に混ぜ込む材料(赤穂塩・昆布・数種類の野菜と果物の栄養成分(捨て漬)・天然酵母・・酒精・アミノ酸等)を絶妙なバランスで味を重ねていきます。
ぬか漬けのうまみと香りの素となるのが、発酵により生まれる乳酸菌です。
ぬか床は、毎日混ぜ合わせ、適切な管理のもと、見た目と香りを確かめるために、味見を繰り返します。
健康に気を使う方にも安心していただくため、こだわりの低農薬栽培のコシヒカリ米のぬかを使用しています。
漬け込みの際は、おいしさを保てる最低限の塩分量で漬け込みます。
当店が使用する塩は、まろやかな塩味を手助けしてくれる、赤穂塩の「手塩」です。
ぬか漬購入のお客様へ
すべて手作りなので、製造には限りがございます。
一度にたくさんの注文をいただいた場合、お待ちいただく場合がございます。
ご理解の程よろしくお願い致します。
店長としての責任
長い年月に及ぶ伝統と技術。休むことなく育てあげられたぬか床を守り続けます。
そして、お客様に喜んでいただくことを励みに、お仕事をさせていただきます。